落語の極意教えます うまくしゃべりたい人へ朗報

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笑生十八番の落語教科書 其の6

6. 上下の取り方

高座に座って時には右を見たり左をみたりして、大家さん、与太郎を演じるのですが、その右左の向き方にも決まり事が、あります。

それは歌舞伎の舞台に起因します。

客席から舞台に向かって右手が、上手で左手が下手です。目上の人は上手に位置し、目下の人は下手に位置する事になります。これを舞台中央で一人で演ずると目上の人は少し右を向いて喋り、目下の人は左を少し向いて喋る事になります。

しかし例外が、あります。その例外は玄関です。玄関は普通下手に設置しますので目上の人が目下の人の宅に訪問した玄関先では上下が逆になります。

右左の向き加減ですが目安として右15度、左15度です。丁度すわった時の膝がしらの幅に、なります。

あまり向き過ぎは形が、よろしくありません。常に両耳が見える程度です。また、向くときは首だけでなく、身体全体でひねる様な気持で向く様に心がけると更に形が綺麗に見えます。最も奇麗に演じられるのは常に正面をみて喋る事と、されています。